飲食店の店舗デザイン設計をする場合にかかせないのが、厨房計画です。
厨房機器・作業台の種類・量と配置等でお店に必要なスタッフの人数が変わってくる重要なポイントのひとつです。いわゆるオペレーションをいかに効率良くするかによって、無駄のない人の配置が可能になるので、お店の経営者には、本当に重要な部分となります。本日は、厨房で必要な水・お湯についてポイントを簡単に、飲食店専門である工務店社長にまとめて頂きました。
厨房とは料理を作って、お客様に新鮮で安全な食べ物としてご提供することを前提に、作っていく場所です。もちろん水やお湯を使って料理したり食材・調理器具・厨房機器・作業台・什器などを洗ったりしますので、調理や洗い物をする時に使う、シンクや手洗いボウルが必要となります。
自動食器洗機も厨房にはかかせない機器のひとつで、この機器は、水・湯の配管が必要なのと、高温のお湯を使用して、排水しますので、排水管は通常の配管より耐熱性のある配管を使用します。他にも高温のお湯を流して床に排水するのであれば、排水口の配管も耐根性のある配管を使用します。その他にも、冷蔵庫・製氷機のドレン排水、製氷機は水を送る給水も必要となります。
床に厨房の広さに合わせて側溝を設けて、そこに排水が必要な厨房機器からの排水を流し込んだり、床を水洗いしたりしますので、厨房計画に側溝を入れておくと、レイアウトに幅ができたり、機能面でもメリットがでたりします。
もうひとつ重要な排水に設けておく設備で、グリストラップという、油脂や残飯を直接、最終枡(お店の外にでる手前の枡)に流さないようにする為に、先器具で、油脂・残飯を、回収できるように設置して、定期的に、油脂・残飯を取り除いて、清潔な排水システムを作ることも、飲食店の重要なポイントとなります。
他にも、厨房機器それぞれに止水栓を設けて、機器単体の入替・修理ができるようにしておくことも重要です。水・湯に関係することは他にもたくさんありますが、本日はポイントを一部分書きましたが、ご参考いただければ幸いです。
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